【札幌】生活保護とB型作業所は併用できる?工賃・交通費・控除の仕組みと注意点をプロが解説
札幌市内で生活保護を受給中の方や、これから受給・就労支援の利用を考えているご家族から、このようなご相談を多くいただきます。
結論からお伝えすると、生活保護を受給しながらB型作業所に通うことは可能であり、制度上も強く推奨されています。
さらに、工賃を得ることで「勤労控除(基礎控除)」が適用され、保護費のみの生活よりも手元に残るお金が増える仕組みになっています。
このコラムでは、生活保護と就労継続支援B型を併用するメリット、工賃と保護費の計算ルール、札幌での交通費の扱い、そして安心して通える事業所の選び方までをわかりやすく解説します。
生活保護制度の基本と就労継続支援B型の役割

生活保護制度の概要
生活保護制度は、日本国憲法第25条の理念に基づき、病気や障害、その他様々な事情で生活に困窮している方に対し、国が「健康で文化的な最低限度の生活」を保障し、自立を支援するための公的セーフティネットです。
生活費を支える「生活扶助」や、家賃にあたる「住宅扶助」、医療費が無料となる「医療扶助」などがあり、札幌市ではお住まいの区の区役所(保護課)が窓口となって運用されています。
生活保護は単にお金を給付するだけでなく、受給者が可能な範囲で社会参加や自立へ向かうことをサポートする制度でもあります。
就労継続支援B型(B型作業所)とは?
就労継続支援B型は、一般企業や就労継続支援A型での勤務が難しい障害や難病、体調の不安をお持ちの方が、雇用契約を結ばずに自分のペースで働ける障害福祉サービスです。
生活保護とB型作業所を併用するメリットと工賃の仕組み

併用する大きなメリット
生活保護を受給しながらB型作業所に通うことには、多くのメリットがあります。
- 手元に使えるお金が増える
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工賃を得ることで、日々の生活費や趣味に使える自由なお金が増えます。
- 規則正しい生活リズムの確立
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自宅にこもりがちな生活から脱出し、朝起きて通所することで生活リズムや体調が整います。
- 孤立を防ぎ、社会とのつながりができる
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スタッフや他の利用者様との自然なコミュニケーションが生まれ、安心できる居場所ができます。
- 将来のステップアップにつながる
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作業を通じて自信や体力がつき、将来的なA型事業所や一般就労への足がかりになります。
工賃と生活保護費の計算方法(勤労控除・基礎控除とは?)
「工賃をもらったら、その金額分だけ生活保護費が減らされて意味がないのでは?」と心配される方が非常に多いですが、それは誤解です。
生活保護制度には、働いて得た収入に対して「勤労控除(基礎控除)」という優遇措置が設けられています。
勤労控除(基礎控除)のポイント
得られた工賃のうち、一定額までは生活保護費から差し引かれません(手元に残ります)。
そのため、「生活保護費のみ」で暮らすよりも、「生活保護費 + 控除後の工賃」のほうが、毎月自由に使える総収入が多くなります。
※控除される具体的な金額は収入額に応じて段階的に計算されます。札幌市の各区役所保護課の担当ケースワーカーに確認すると、具体的な手元金額のシミュレーションを行ってくれます。
毎月の「収入申告」は必ず行いましょう
B型作業所で工賃を受け取ったら、毎月担当のケースワーカーへ「収入申告書(工賃明細を添付)」を提出する義務があります。
申告を忘れてしまうと、後から「不正受給」とみなされて保護費の返還を求められるなどのトラブルになりかねません。
事業所から毎月発行される工賃明細書を保管し、忘れずに区役所へ提出しましょう。事業所のスタッフも申告書類の書き方などをサポートしてくれます。
生活保護受給中に知っておくべき4つの注意点

B型作業所へ通うための交通費(地下鉄・バス代など)は、ケースワーカーが必要と認めた場合に「就労(通所)のための必要経費」として生活保護費から支給・控除される場合があります。
ただし、公共交通機関の利用には申請や確認の手続きが必要です。
特に冬場の積雪や寒さが厳しい札幌では、凍結路面での転倒不安や交通機関の乱れが通所の大きなハードルになります。
札幌市内のB型事業所の中には、ご自宅近くまでの「無料送迎サービス」を行っているところがあります。
送迎を利用すれば、交通費の心配が一切不要になるだけでなく、冬場の移動ストレスなく安全に通い続けることができます。
B型作業所に通い始めたからといって、すぐに生活保護が打ち切られることは基本的にありません。
B型作業所で得られる工賃は月数万円程度であることが多く、生活保護の最低生活費基準をすぐに超えるケースは稀だからです。
体調を崩して休んだ月があっても、生活保護のセーフティネットがあるため生活費がゼロになる心配はありません。
生活保護を受給している場合でも、障害基礎年金や各種手当(自立支援医療など)の申請・併用が可能です。
他の制度から支給される金額は生活保護費の中で調整されますが、医療費が原則1割(または自己負担上限内)になる「自立支援医療」などを適切に併用することで、福祉・医療体制をより安定させることができます。
安心して通い続けるためのサポートと事業所の2つの選び方

生活保護を受給中の方がB型作業所を選ぶ際は、無理なく通える環境かどうかをしっかり見極めることが大切です。
Webサイトやパンフレットを見るだけでなく、実際に事業所へ足を運んで「見学」や「体験利用」をしてみましょう。
通所を始める前には、担当のケースワーカーに「B型作業所への通所を考えている」旨を事前に伝えておくと手続きが非常にスムーズです。
また、地域の相談支援専門員(相談支援事業所)に間に入ってもらうことで、区役所とのやり取りや受給者証の手続きをサポートしてもらえます。
まとめ:安心できる環境で、自立への第一歩を踏み出そう

生活保護と就労継続支援B型の併用は、経済的なゆとりを生み出すだけでなく、心身のリハビリや社会とのつながりを取り戻すための安心・確実なステップです。
無理をしてフルタイムで働く必要はありません。
まずは週1~2日、短時間の作業から少しずつスタートしてみませんか?
札幌で生活保護受給中の方の通所・ご相談なら「ニューフォレスト」へ
札幌市東区にある就労継続支援B型事業所「ニューフォレスト」では、生活保護を受給されている利用者様も安心して通えるサポート体制を整えています。
という方も大歓迎です。
どうぞお気軽に、ニューフォレストまでお問い合わせください。
無料相談を受け付けております。
なお、ご相談頂いたからといって、必ずしも通所する必要はございません。
見学も受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
あなたの新しい一歩を、スタッフ一同温かく応援いたします。



