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【ヤマト運輸様見学レポート】なぜ私たちは就労継続支援B型での企業見学を大切にするのか?

就労継続支援B型事業所ニューフォレストでは、日々パソコンに向かったり軽作業のコツを磨いたりと、事業所のなかでの時間をとても大切に過ごしています。
それと同時に、私たちは定期的に「外の世界」の空気を吸いに行く企業見学をすごく重要な活動として用意しているのをご存知でしょうか。

「働くって、実際にどんな空気をまとうことなんだろう?」
「会社という場所は、どんなスピード感で、どんな人を求めているのかな?」

こういった疑問を、ただ机の上で考えるだけでなく、自分の肌で直接感じる時間というのは、普段の工賃作業だけでは絶対に得られない宝物のような気づきをくれるものです。

先日、メンバーの皆さんと一緒に、物流の最前線であるヤマト運輸様の拠点へと見学に伺ってきました。 そこでの体験や、参加した方々がどんな表情で何を感じ取ったのか。
就労継続支援B型での企業見学のリアルな結果をレポートさせていただきますね。

就労継続支援B型での企業見学-ヤマト運輸様にて

初夏の匂いがし始めた5月中旬、私たちはヤマト運輸様の大きな物流拠点のドアを叩きました。 今回の見学の大きな目的は、物流という仕事の裏側や実際の職場環境を目で確かめること、精度高く「働くこと」のイメージを、頭の中の抽象的なものから「現実の風景」へと塗り替えることにありました。

実際の現場では、荷物が次から次へと流れていく仕分けの作業や、ロジスティックスの業務をすぐ目の前で見せていただきました。

膨大な荷物がどのようなルートを通って運ばれ、一人ひとりのスタッフさんがどんな役割を持って、周りと声を掛け合いながら動いているのか。その一連の流れるようなチームワークを目の当たりにして、メンバーの皆さんも息を呑むように、本当に真剣な眼差しで見入っていたのがとても印象的です。

普段、事業所というある程度守られた静かな環境で作業している方々にとって、企業のリアルな現場は、もしかしたら少しピリッとした緊張感のある場所に映ったかもしれませんよね。 外の空気に触れて肌にピリッとくる感覚こそが、社会で働くということのリアルな一面なのだと思います。

帰りの車内でポロポロとこぼれた、メンバーさんたちの本音

見学が終わったあと、参加したメンバーの皆さんに、率直な感想をアンケートや口頭で聞いてみました。 そこから返ってきた言葉たちには、「よし、やってみたい!」という前向きなエネルギーと、ご自身の今の体調や特性を冷静に見つめ直した少しの不安が、とても人間らしく混ざり合っていました。

「これならできそう!」と感じた前向きな発見
実際の仕事場を見たことで、具体的な未来のイメージが湧いたというポジティブな声がたくさん挙がっています。
たとえば、「作業内容が明確で、今の自分でも挑戦できそうだと感じた」という意見や、「清掃や、夜間の選別作業にものすごく興味が湧いた。自分もやってみたい」と目を輝かせる方もいらっしゃいました。
また、安くてメニューが豊富な社員食堂に「ここ、すごく魅力的ですね!」と盛り上がる場面もあり、実際の仕事場を見ることで、自分にもできるかもしれないという確かな自信や目標を見つけるきっかけを掴めたのは素晴らしい収穫でした。

「今の自分には難しいかも」という現実的な気づき
その一方で、現場のリアルな空気に触れたからこそ、正面から直面した体力的な課題もあります。 「立ちっぱなしの作業が多くて、今の自分の体力だと少しハードルが高いかもしれない」と感じたり、「長い時間立って動き続けることに対して、どうしても不安が残る」といった本音もありました。

スタッフの間でもよく話すのですが、私たちはこれらの声を決してネガティブなものだとは思っていません。B型事業所でわざわざ外を見に行く本当の価値は、まさにこの瞬間にあります。

ただ「働きたい」という気持ちだけで突っ走るのではなく、「この環境は自分に合うけれど、あの動きは今の自分には合わないな」と冷静に判断する。この深い自己理解こそが、将来どこかの職場で長く安定して笑顔で働き続けるために、絶対に外せないステップになるのではないでしょうか。

現場のご担当者さんが教えてくれた、本当に必要な「3つの土台」

見学の最後の時間には、ヤマト運輸のご担当者様から「実際に現場で人を採用し、一緒に働くうえで、本当に必要になってくるスキル」について、とても貴重なお話を伺うことができました。 そこで特に強調されていたのは、手先の器用さや作業のスピードといった能力だけでは、決して十分ではないという厳しい、でも愛のある現実です。

企業が本当に求めている人材の姿には、次のような大切な要素がぎゅっと詰まっていました。

何よりも大切なのがコミュニケーション、つまり報告・連絡・相談という「ホウレンソウ」の基本を自分から発信できるかどうか、というお話が一番に挙がっていました。困ったときに一人で抱え込まずに周りにSOSを出せる力は、チームで動く現場では命綱になります。

そして、決められた時間のなかで途切れることなく作業に向き合い続ける集中力と継続力。これも欠かせない要素です。さらに、それらすべての土台となるのが、規則正しい生活習慣や適切な健康管理、清潔な身だしなみといった日常生活の整えなのだそうです。

これらは物流の業界に限った話ではなく、どんな職種や会社であっても共通する「社会人としての根っこの土台」ですよね。 メンバーさんたちからも、「仕事には責任が伴うということを、肌で感じて初めて理解できた」「みんなで協力して働くことの大切さを、言葉じゃなく実感した」という声が聞かれ、座学の講義だけでは絶対に得られない、胸の奥に刺さる深い学びがあったようです。

私たちが、わざわざ外の世界を見に行く理由

今回の企業見学は、メンバーの皆さんにとってはもちろん、支援者である私たちスタッフにとっても、本当に身の引き締まる有意義な時間になりました。 企業側が「いま、どんな人を必要としているのか」がリアルに分かったことで、明日からの事業所内でのサポートや練習の仕方に、ものすごく具体的なアイデアをフィードバックできるからです。

私たちは、単に「事業所の部屋のなかで、毎日の作業を淡々とこなすこと」だけを最終ゴールにはしていません。 外の見学を通じて、広い世界にはどんな仕事があるのかを知り、自分の得意や苦手と正面から向き合い、その結果として「将来の選べる選択肢をたくさん増やすこと」を本気で目指しています。

「立ちっぱなしのラインはちょっと不安だけど、あの清掃の仕事なら私にもやれるかも」 「会社で働く厳しさを知ったからこそ、まずはニューフォレストのいつもの作業のなかで、ホウレンソウの練習をしっかり始めてみよう」

そんなふうに、自分なりのこれからの答えをぽつりぽつりと導き出しているメンバーさんの姿に、スタッフ一同、確かな成長を感じて胸がじんと熱くなりました。

焦らず、まずは「ちょっとのぞいてみる」くらいがちょうどいい

就労継続支援B型で過ごす毎日は、あなたのこれからの長い人生やキャリアのなかでは、ほんの小さな一歩に過ぎないかもしれません。 工賃をもらいながら進む最初の一歩をどんなふうに踏み出すか、どんな景色や現場を自分の目で眺めながら進むかによって、その後に広がっていく可能性の大きさはまったく変わってきます。

私たちニューフォレストでは、これからもこうした実際の企業見学や体験のチャンスを、どんどん積極的に取り入れていく予定です。 現場の本物の空気を感じて、自分自身の「できること」と「しんどいこと」をちゃんと知り、少しずつ社会と繋がっていく。その凸凹なプロセスを、私たちはこれからもすぐ隣で全力で伴走していきます。

もし、「自分に向いている仕事って何だろう」「一度、実際の働く現場をこの目で見てみたいな」と心が動いた方がいらっしゃいましたら、いつでもニューフォレストへお気軽にご相談くださいね。あなたの「働きたい」というその純粋な気持ちを、私たちはどこまでも大切に、一緒に育てていきたいと思っています。

見学・相談をご検討の方へ

就労継続支援B型という場所は、実際の作業内容や支援の進め方を直接自分の目で見てみなければ、分からない部分が多い制度です。

ニューフォレストでは、将来的な就職やスキルアップを見据えた支援を行っています。 スタートの時点で不安がどれだけ強くても全く構いません。「いずれは働きたいな」「少しずつ力をつけていきたい」という、その小さなお気持ちを何よりも大切にしています。

札幌の地域で就職に繋がるB型事業所を探されている方は、まずは一度、見学や相談を通じて私たちの作業内容や方向性を確かめてみてください。

利用を前提にする必要は一切ありません。これからの将来を落ち着いて考えるための、一つの材料として情報を集めていただければ幸いです。ご相談はお問い合わせページや公式LINE、またはお電話(011-704-2655)にて承ります。どうぞあなたのタイミングで、お気軽にご連絡くださいね。

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